拡張現実感とアフォーダンス


うっかり AR 飲み会に参加した勢いで、書こうと思ってて書けてなかったのを書く。

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「拡張現実感とアフォーダンス」ってーと、AR 技術をつかってアフォーダンスを付加するみたいな話がわりとあるんだけど、そうじゃなくって AR 的なツールとかメディアとかにアクセスさせるためのアフォーダンスとはなんぞや?っていう話。(あ、ここでいうアフォーダンスってのはいわゆる「知覚されたアフォーダンス」のほう。なんのことやねんっていう人はこっちを読むべし。)

まあ、要は、セカイカメラとかいわゆるマーカーレス AR 技術ってアフォーダンスなさすぎて、日常生活の中では誰も使おうという気にならんやん? カメラ向ければ付加情報にアクセスできるってことに気づかへんやん?(イベントとかゲームとかそれありきのんは除く。) でも、ARToolKit とか FLARToolKit で使ってるマーカーならうまくやればそういうアフォーダンスが発生するんじゃないかしら、と思っているわけです。

むかし、QR コードよりもデザイン性が優れているっていう触れ込みで(まあそれだけでもないんだけど)出てきたカラーコードっていうのがありましてね。ひっそりと消えていったんだけど、僕がこれをみて当時思ったのも↑のアフォーダンス的な話でした。QR コードならどんなものでもそれが QR コードだって簡単に認識できるのに、カラーコードはデザインの自由度があるばっかりに、わからせようとすると「カラーコードです」ってどっかに書いとかないとわからんやん?っていう。

マーカーレス AR も同じだなーと思うんだなー。「これは○○○っていうアプリで読み取ると×××が出てきます」って書くぐらいなら、もうマーカー表示しとけよ、と。「このへんで iPhone かざすといろんな情報が見れます」って書くんなら、QR コード出しとけ、と。(QR コードを AR マーカーとして使うっていう話あるけど、QR コードリーダーに ARToolKit 的なものを仕込めればそれって結構ありな気がする。)

あれー? なんかディスってるみたいになってる。(担当が違うw)いやー、まあ AR 三兄弟 (@ar3bros) もっとがんばってほしいなあっていう話ですよ。

んじゃっ。