ARToolKit を Flash に移植したよ。


こんちわ。さくーしゃです。
えーと、巷では Flash Player 10 beta で騒がしい感じになってきておりますが、そんな中、わたくしは ARToolKit を Flash (AS3) に移植してました。FLARToolKit と命名しておきましょう。まー、移植つっても本家からじゃなくって A虎@nyatla.jp 氏が Java に移植した NyARToolkit を AS3 で書き直したものなんだけど。言語仕様が近いだけあって C 版よりもはるかに移植しやすかったですな。

やっぱでもねー、速度的にはかなり厳しいもんがあるな。ラベリングの部分は Bitmap 師匠のコードをベースにほとんど書き直したんだけど、それでも複数マーカーの認識とかってのはかなり無理がありそう。

3D 表示部分も現状の Flash だとソフトウェアレンダリング(デモでは Papervision3D 使ってる)しか手がないわけで、そのへんもかなり足を引っ張る。(Astro なったらそのへんはある程度解消されるだろけど。)

つーわけで、まだいろいろ制限はあるものの Webcam とプリントされたマーカーさえあればブラウザだけでさくっと体験できちゃう Flash 版てのはお手軽でいーんじゃないかと思います。作るのも簡単だしね。

↓こちらが実際に動いてるデモ。
http://saqoosha.net/lab/FLARToolKit/
(※このマーカーをプリントして使ってくださいな → pattHiro.pdf

んでもってソースコードは Spark Project にコミットしてあるので適当にどーぞ。ライセンスは NyARToolKit が GPL なので FLARToolKit も GPL てことになりますな。(ソース内の Copyright 表記が NyARToolKit のまんまなんだけど追々なおします。。)まだ速度的にチューニングできる部分は結構残ってるので興味あるひとはいじってやってください。

さあて、これでなんかオモロイもんつくろかのー。

追記 (5/17 1:45):trick7 の人が体験ムービーをアップしてくれてるよ!wwww

追記(8/3 20:00):サンプルで使ってる Papervision3D (GrateWhite)、どうやら最新リビジョンではカメラ関係のクラスが結構かわってるようで、動かなくなったらしい。そのうち直す。
追記(8/14 2:40):↑直した。GreatWhite の Camera3D クラスにも手をいれないとダメなのがにんともかんとも。。。

追記(2008/12/5):フォーラムできました。FLARToolKit についてのいろいろはこちらで。

English version project page available now! (Special thanks to daoki2)

Edit (2008/12/5): FLARToolKit forum is setup. Please use this forum to exchange infomation about FLARToolKit.