FDT で 1 プロジェクトやってみたわけだが


先日の .fla2 トークイベント来てくれた方、あざっした。で、そのライブコーディングで使っていたのは FDT っていう Flash 開発環境。AS3 になって Flex Builder 使うようになってからはまーたく使ってなかったんだけど、AS2 時代は FDT 以外にまともな AS エディタがなかったから使ってました。最近また FDT の名前をよく聞くようになってきたり、オープンソースライセンスをもらったり、こないだの Adobe MAX で FDT の中の人に会ったり、だったので某プロジェクトを FDT でコーディングしたりしていて、んで、ライブコーディングにも使ってたと。いまんとこメイン開発環境かな。実戦投入してみないとわからないこともいろいろあるわけで、以下、気付いた点とか。購入検討しているひとは参考にどぞ。

よい点。

コードアシスト
まー、FDT つかうのはほぼこのためだっていうぐらい重要なポイントですな。デフォルトだとそんなにアシストしてくんないけれど、ここの Code Assist んとこの設定をするとウザいぐらいアシストしてくれる。ぼかー、Delay 50 でやってる。

Quick Fix
これは言葉で説明するのは大変なので詳細はこっち見てもらうとして、そーんなに頻繁にはつかわないけどトップダウンでコードを作っていくときは結構つかえる。

Refactoring。
リファクタリングつってもそんな高度なもんじゃーない。変数名とか関数名のリネームとかファイル移動したときの関連ファイルの修正とかそんなん。だけど、結構つくってる最中にパッケージ構成変えたり名前変えたりってのはしたくなるので、これがさくっとできるのは便利。ただしファイル名変更いがいのリファクタリング機能は Enterprise 版しかできない。なんだそりゃ。

参照元検索。
このメソッドをちょっと修正しようと思うんだけど、いったいどこから呼ばれてるんだっけ?とかってのが検索できる。変数とかも。割とよくつかう。

Organize Imports。
コードアシストの次に重要なポイントだなー。基本的に AS 書いていくと import 文は自動的に追加されていく(違うパッケージの同名クラスは選択ダイアログが出る)んだけど、てきとうにコピペして他からもってきたコードでも Organize Imports するとほぼ一発で import 文書いてくれる。不要な import 文は削除される。きれいにパッケージ順にソートしてくれる。Flex Builder にも似たような機能あるけどそれより賢い。

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わるい点もいろいろあるんだけど書くの疲れたので軽くリスト。一番大きいのは AIR 開発系が弱いことだなあ。これがだめなせいで結局 Flash Builder が必要になるっていう。Flex Builder の倍ぐらい値段するんだからそのへんも対応してほしい。

わるい点。
・SDK の設定わかりにくい。
・Build 設定いちいちめんどい。
・指定したファイルだけで SWC つくりたい。
・mxlm いじるんはやっぱビジュアルエディタ必要。
・Cocoa 版はスクロールもっさり。Eclipse Cocoa 版がそうみたい。
・Run とか Debug とかの対象がわかりにくい。
・Plugin はいりすぎ。
・バグ多め。
・高い。

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まー、AS エディタとしては素晴らしい環境なのでお金に余裕があるかたはお試しアレ